ユビキタスマッピング

なるほど便利!GIS道具箱

    ・国土交通省が一般家庭や教育分野でのGISの普及を目的として開設。
    ・ここに、色々楽しめそうで、また新しいアイデアが出てきそうなものが詰まっている様な気がします。
    ・このページについての解説本が出ています。
      PC遊友倶楽部「地図で遊ぼう〜GISでつくる本格地図」


ユビキタスマッピングの未来透視図

    GIS NEXT 第9号 の 特集より

    @NextPerson 塚本昌彦氏
      →ユビキタス・コンピューティング社会では情報すべてが位置を示す!
      →ユビキタスはまさに実空間と仮想空間とが重なりあってくる。
        実空間の中で使うのであれば、位置情報は必須なんですよ。

    A「いつでも・どこでも」だから 森田喬氏
      →GISでも同様です。 … やはり「作り手の地図」なのです。
        一方でユビキタスマッピングは「使い手の地図」です。

    BLBSはインターネット 高木悟氏
      →ユビキタス・コンピュータ社会では、実に多くのものが情報システムにつながってくる。
        そのモノは実世界にある以上、位置情報は必要不可欠な要素です。

    C携帯電話はユビキタス社会でも 大西啓介氏
      →位置情報が「人」について外に出て行く。
        「いつでもどこでも」という点では既にユビキタス・マッピングの世界に入りつつある。
      ・電子コンパス搭載携帯→自分の方向に地図が自動で回転
      ・GPSを使った現在地検索
      ・EZナビウォークでは「着せ替えナビ」
      ・携帯電話のパケット定額制 → (インターネット常時接続で爆発的普及)
      ・携帯の中に道案内ガイドがいる
      ・「ここから見えるカタチと、コレは一緒だから間違いない」 →マップバリエーション
      ・地磁気センサーで歩行者の自律航法

    D未来の地図の可能性を広げる 伊藤昌毅氏
      →GPS機能のない普通のデジタルカメラでもGPSデータと組み合わせることによって
        撮影行動のデータを取得。
      →将来的には、極小のセンサをペンキに混ぜて塗ろう →(ガラスにICチップを埋め込む)
      →今の地図には、時間というパラメータがない。
        ですからもっとうまく時間を扱う仕組みがあってもいいのではと思います。

    Eアイデア次第で生まれる 新垣紀子氏
      →Amazon.com「この本を買った人はこんな本も買っています」という情報
           この様に他者の行動情報を利用して個人の行動を
       支援するナビゲーションを  「ソーシャルナビゲーション」
      →貼り紙は多くの人の間違いから生まれた他者へのサポート
         ユビキタス社会になると貼り紙の代わりにICタグなどを使った電子的な支援
      →蓄積された行動履歴から、個人の行動パターンの予測ができる
      →目的地に到着させるだけがナビゲーションではない。

    F地図はますます「エゴセントリック」なものに 有川正俊氏
      →これからは、エゴセントリック(自己中心的)な地図が定着してくる
         カーナビ同様に常に自分が中心にある。
      「ジコチュー」な地図では、紙を回すことも、自分を探す事も不要になる。
      →「ユビキタスマッピング」の世界では、ネットサーフィンならぬ、「都市サーフィン」の道具になる

    GGIS 壱万円の旅 西山由美氏
      →もしかしたら遠い国のこともGISでもっと知れるかも知れない!
ユビキタスマッピングのまとめ

    ・情報にすべて位置情報がつく  → (ユビキタスに位置情報は必須)
    ・蓄積された履歴  →  (位置情報の(行動)履歴が取れる(時間軸))
    ・エゴセントリック(自己中心的)な地図 → (地図中心から自分が中心へ)
    ・「使い手の地図」 → ( 「作り手の地図」から使い手へ)
    ・「都市サーフィン」の道具になる → (ネットの仮想空間から実空間へ)
    ・GISでもっと知れるかも → (何でも地図にすると何かが見える)